文系AIのビジネス分解
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商談を​録音して​AIに​渡すと、​議事録と​提案書と追客​メールの​下書きが​一度に​作れる

営業AIの使い方見立て:条件つき読了 4分
3行で
向く会社
商談件数が多く、議事録と提案書を夜や翌朝に書いている会社。
見立て
条件つき。議事録の時間は減るが、提案書の下書きは人の手直しが要る。
最初の一手
次の商談の前日に、議事録のために録音させてくださいと一文送る。

商談の​翌朝、​手帳の​メモから​議事録を​清書している

商談後の書き物は、地味に重いですよね。手帳のメモ(覚え書き)を見て、議事録を清書します。そこから提案書を組みます。お礼のメール(電子の手紙)も考えます。夜や翌朝にやる会社も多いと思います。録音しておけば楽ですよね。でも、無断で録音するのは気が引ける。そんな声もよく聞きます。

結局、記憶とメモ書きが頼りになります。文字起こし(録音を文字にすること)の道具もあります。ここ数年で、月額で買えるようになりました。Notta、tl;dv などです。Otter.ai、Fireflies.ai もあります。どれも対応言語に日本語が入っています。

精度がどれくらい出るかは、各社とも料金ページには書いていません。この記事では、文字起こしを議事録で止めません。提案書の下書きにも使います。追客メール(商談後も働きかけるメール)の下書きも作ります。

議事録で止まっていた​録音が、​提案書と追客​メールまで​伸びた

議事録を自動で作る道具は、これまでもありました。新しいのは、その先です。同じ録音から、提案書の下書きも続けて作れます。追客メールの下書きも作れます。Notta などで文字起こしをします。その文章を生成AIに渡します。

すると、商談の内容を踏まえた下書きが数分で出てきます。提案書の骨子(大まかな構成)と、お礼・追客のメール文面です。録音、文字起こし、議事録、提案書、追客文と進みます。人が手で書き写さずに、続けてこなせるようになりました。

場面昔と今
これまで
  • 手帳のメモから議事録を清書
  • 提案書は毎回一から書く
  • 担当ごとに議事録の質が違う
いま
  • 録音を文字に起こして議事録に
  • 同じ録音から提案書の骨子まで
  • AIが同じ型で下書きを作る

やると、こう​変わる。​録音を​渡すと​議事録と​提案書が​数分で

商談を録音して、AI(人工知能)に渡します。議事録・提案書・追客メールの下書きが数分でできます。Notta などの文字起こしの道具を使います。そこに生成AI(文章などを作るAI)を組み合わせます。月数千円で営業の書類作業を減らせます。

実際にやる方法

いくらかかるか。​Notta は月1,980円から

値札お金の流れ
払う側対面や電話で商談する営業担当者
払う月1,980円〜(文字起こしの道具代)
受け取る議事録と提案書と追客メールの下書き
提供する側Notta などの文字起こしの道具と生成AI
相手

対面や電話で商談する営業担当者向けです。特に、一人で何件も商談をこなす社長に向いています。少人数で営業を担当する人たちにも合います。議事録を書く時間が取れない会社ほど効きます。

売り方と価格

自社で使う話なので、売り方はありません。広げる順番に気をつけます。いきなり全員では使いません。社長かエース営業(主力の営業担当者)1人で試します。期間は2〜3週間です。提案書の下書きが早くなったと感じたら広げます。他の営業に使い方を見せてください。

必要なもの

録音にはスマホ(多機能な携帯電話)を使います。録音アプリ(音声を記録する道具)が要ります。商談ツール(商談用の道具)の録画でも構いません。文字起こしの道具も1つ要ります。Notta なら月1,980円〜です。あとは生成AIの契約です。

AIに任せられないのは、​6工程のうち​2つ

AIAIと人の分担AIか道具がやる人がやる
  1. 1録音の許可を取る
  2. 2録音を文字に起こす
  3. 3要点を議事録にまとめる
  4. 4提案書の骨子を作る
  5. 5追客メールの下書きを作る
  6. 6固有名詞と金額を確認
AIに任せる線

録音の文字起こしを任せられます。要点を議事録にまとめることもできます。その文字起こしから、提案書の骨子も作れます。追客メールの下書きも作れます。録音の許可を取ることは任せられません。固有名詞(人名や会社名など)・金額の最終確認も人が行います。

詰まりそうな所

一番のつまずきは、録音の許可の取り方です。商談の冒頭で、一言添えるだけで足ります。「メモ代わりに録音していいですか」と伝えます。日本の社長からは、こんな声が多いです。「無断で録音するのは気が引ける」という声です。

当事者とは、その会話に参加する人のことです。弁護士事務所の解説には、こう書かれています。一方の当事者の同意があれば違法ではない、という考え方です。実務としては、一言伝えるのが無難です。

最初の30日

詰まる所最初の30日
  1. 1〜7日次の商談の前日に録音の許可を一文で伝える
  2. 8〜14日社長かエース営業1人で試す
  3. 15〜30日下書きが早い実感が出たら他の営業に広げる

Notta 月1,980円、​Otter.ai 月16.99ドル。​公表の​料金

項目値誰の発表か・条件扱い
Notta プレミアム(月払い)1,980円/月Notta。公式料金ページの表示額。フリー・プレミアム・ビジネスの3プランのうちプレミアム公式公表
Notta ビジネス(月払い)4,180円/月Notta。公式料金ページの表示額。同じ3プランのうちビジネス公式公表
tl;dv Pro(月払い)29ユーロ/月tl;dv。公式料金ページの表示額(ユーロ)。Free・Pro・Business のうち Pro公式公表
Otter.ai Pro(月払い)16.99ドル/月Otter.ai。公式料金ページの表示額(ドル)。Basic・Pro・Business のうち Pro公式公表
Fireflies.ai Pro(月払い)18ドル/月Fireflies.ai。公式料金ページの表示額(ドル)。Free・Pro・Business・Enterprise のうち Pro公式公表

出典 Notta・tl;dv・Otter.ai・Fireflies.ai の公式料金ページを2026年8月30日に確認。いずれも対応言語に日本語を含む(精度の記載はない)。録音の同意については弁護士事務所の解説記事を確認した。削減時間は試算で、公表データではない。

これを​商売にするなら

効く理由は二つあります。ひとつは時間です。商談後は議事録をまとめます。提案書を一から書き、追客メールも考えます。まとまった時間がかかりますよね。録音とAIなら、下書きまでの時間を大きく縮められます(試算)。

もうひとつは、質のばらつきが解消することです。営業担当者ごとに議事録や提案書の丁寧さが違う会社もあります。AIが同じ型で下書きを作るので、最低限の質はそろいます。文字起こしの道具は月2千円前後からです。生成AIを足しても月数千円です。

向いている会社

  • 商談件数が多く、議事録に時間を取られている会社
  • 提案書のひな形はあるが、毎回の個別化に手間がかかる会社
  • 営業担当ごとに議事録や提案書の質にばらつきがある会社

向かない会社

  • 対面や電話の商談自体が少ない業種
  • 機密性の高い商談が多く、録音を避けたい会社
  • 文字起こしの誤変換を毎回直す手間をかけられない一人社長
私の見立て

条件つきです。議事録を書く時間が減るのは間違いありません。ただ、提案書や追客文の下書きは、そのまま出すと内容が薄くなりがちです。必ず人が手直しする前提で使ってください。

うちの会社でやるなら

自分の会社に当てはめると、どうなるか。

業種と人数を選んで、ひとつだけ答えてください。向き不向きと、その規模の会社での最初の30日が返ってきます。一度選んだ業種と人数は、次の記事でも覚えています。

例:製造・〜5人の会社で「はい」なら、向き度は高。理由が3行と、その規模での最初の30日が返ります。向かないときは、代わりに効く記事を1本すすめます。

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